【神奈川県】第124回日本皮膚科学会総会

RF＋電気刺激の同時照射が可能なフェイシャルタイトニング機器の活用

あやこいとうクリニック　院長
伊藤 史子 先生
　

バイポーラ RF の独自配列による熱効果と、筋活動電位に合わせて照射される高周波による電気刺激との2 種のエネルギーを同期して発生させることができるSMAS-up NEO（スマスアップネオ）は、ほぼNo down time で皮膚深部に熱を均一に与えることが可能で、照射直後から皮膚のハリ・弾力を実感できることが強みである。本講演では症例画像を用いて、実際の治療およびその効果について紹介したい。

疼痛軽減を目的とした高Hzシングルショットによるムービング式 HIFU の基礎と臨床

みやた形成外科・皮ふクリニック　院長
宮田 成章 先生
　

熱の折り重なりを容易に制御できる高Hz シングルショットのムービング式HIFU は、今まで導入を躊躇していた施設のみならず、既にHIFU を導入している施設でも新たな展開が期待できるであろう。
本講演では総論として加齢による顔面のたるみとは実際にどのような構造的変化が生じ、改善するためにはどのような手法が相応しいのかの解説、ムービング式HIFU の特徴や各カートリッジの使い分け、併用療法などについて概説したい。

エキシマライトおよび311nmレーザーによる紫外線療法

勝田台クリニック　院長
久保田 智樹 先生
　

高輝度エキシマライトへの更新や、311nm波長のチタンサファイアレーザーの導入により、今まで医療に対する効果が頭打ちになっていた様々な疾患への対応が可能となり、患者満足度の大幅な向上につながっている。
エキシマライトと311nmチタンサファイアレーザーの基礎について簡単に説明し、これらの機器としての特徴と使い分け、臨床における違いについて述べたい。

ターゲット型エキシマライトの実際
～導入して大きく変わった当院の治療戦略～

ごとう皮フ科クリニック　院長
後藤 康文 先生
　

ターゲット型エキシマライトを導入して以来、アトピー性皮膚炎をはじめ、乾癬、尋常性白斑、円形脱毛症などの治療戦略が大きく変わり、今や外来治療に欠かすことのできない治療になっている。
ターゲット型エキシマライトの実際の使用方法や、どのように既存治療に取り組んでいき、治療に活かしていくかの取り組みについて紹介する。